May 2019

4D Sensor for Bridgeを新発売

4Dセンサー株式会社(和歌山県和歌山市、代表取締役社長 柾谷明大)は、NEDOプロジェクトの成果をもとに、橋梁のたわみを⾼速に測定する無線式橋梁たわみ計測装置 4D Sensor for Bridge(無線サンプリングモアレカメラ )を開発し、販売を開始します(注1)。 近年、橋梁の老朽化が進んで近接目視検査が義務化されてきており、画像による検査やその記録も広まっていくと予想されます。このような中で非接触で高速・高精度に橋梁のたわみを計測する手法が求められております。特に、新幹線の橋梁のたわみを高精度で計測することは従来難しいとされてきておりました。そこで、変位分布計測法であるサンプリングモアレ法(和歌山大学保有特許)をベースに、距離が10m離れていても、10μmの精度で最高200fpsの速度で橋梁のたわみが計測可能な無線式橋梁たわみ計測装置 4D Sensor for Bridge を開発しました。 本装置は、GPSトリガ装置が搭載され、6台のカメラが無線同期し、従来有線であったカメラとコントロールPCの通信も無線化し、風による影響を大幅に減らし、コンパクト化に成功しました。大きな電源装置も不要です。この結果、川を挟んで対岸に設置した計測装置であっても計測できるようになりました。本装置は、北陸新幹線の実証試験等に使用実績があります。本装置は、4Dセンサー株式会社より2019年4月から量産開始します。 今後、鉄塔、電柱、トンネル等のインフラ設備の揺れやたわみを計測する装置としてアジア各国に展開していきます。 4D Sensor for Bridge の仕様 型式:WSAMC-BRIDGE1 たわみ測定精度:標準偏差10μm(距離10mの場合) たわみ測定速度: 通常 100回/秒(最大200回/秒) 測定時間:5時間(バッテリー交換で25時間以上も可能) 重量:約3kg(レンズによって変わる) 無線:無線により親機と100mまで離れても通信可能 同期:6台のカメラで最大24領域の同期計測が可能 なお、本開発は国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託業務の結果得られた成果です(注2)。 注1) 無線サンプリングモアレカメラ サンプリングモアレ法を利用して橋梁のたわみを計測する無線カメラ。ジェイアール⻄⽇本コンサルタンツ株式会社、4Dセンサー株式会社、国⽴⼤学法⼈福井⼤学が特許出願中。なお、元となるサンプリングモアレ法は、4Dセンサー株式会社の代表らが発明者の和歌山大学保有特許で変位を高速・高精度に計測することができる。 注2 )本開発は国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託業務 インフラ維持管理・更新等の社会課題対応システム開発プロジェクト(2014年度〜2018年度)、位相解析⼿法を⽤いたインフラ構造物⽤画像計測システムの研究開発(2014年度〜2018年度)、国⽴⼤学法⼈福井⼤学、株式会社共和電業、ジェイアール⻄⽇本コンサルタンツ株式会社、4Dセンサー株式会社